そんなふうに思っていませんか?
実は、YouTubeの台本には最後まで見てもらうための型があり、その知識を知ることでプロでなくてもYouTubeの台本を書くことができますよ。
今回の記事では、ビジネス系YouTubeとして成功されている「イングリッシュおさる」さんの台本から学ぶ、YouTubeの台本の構成を紹介します。
これからYouTube台本を書きたい人、YouTubeをやってみたけどなんだかうまくいかない人はぜひ参考にしてください。
イングリッシュおさるさんとは?
イングリッシュおさるさんの経歴
- 英語系YouTuber(登録者数は44万人)
- 元英語教師のバイリンガル
- 英語学習開始から6ヵ月でTOEIC900の実績を持つ
- 2020年4月に起業し、1年で月商3.6億円。
2年半で累計11億を売り上げた。
イングリッシュおさるさんの動画には、視聴者に最後まで見てもらうための工夫が盛りだくさんです。
すでに成功されているイングリッシュおさるさんの台本を分析して要素を真似ることで、最後まで見てもらえる動画を作りましょう!
イングリッシュおさるさんの台本の構成
今回はイングリッシュおさるさんの動画の中でも人気の再生回数79万回のこちらの動画を参考にして、分析を行いました。
おさるさんの動画は、3部構成になっています。
①オープニング
- 自己紹介
- 動画の内容
- PASTORフォーミュラー
②メイン
- 結論
- 理由
- 例
- 結論
③エンディング
- まとめ
- お知らせ&誘導
- 挨拶
これからは各構成を詳しく見てみましょう。
イングリッシュおさるの台本①オープニング
(1)自己紹介
自己紹介はなんと1秒。
「Hey guys!! It’s osaru!!」
のみです。
実績は左側に画像が表示されています。だいたい6秒間でした。
(2)動画の内容の説明
次に動画の内容をさらっとお伝えしています。
「今回は3ヶ月で達成できる英語学習の始め方という話をします。」
簡潔!!!
(3)PASTORフォーミュラー
PASTORフォーミュラーとは?
売れるセールスレターの型です。
P:Problem…問題
A:Amplify…増幅
S:Solution…解決策
T:Transformation…変化
O:Offer…提供
R:Respomse…応答
この型にそって文章を書くと売れるセールスレターを誰でも書くことができると言われています。
イングリッシュおさるさんのオープニングでは下記のようにPASTORフォーミュラが使われていました。
P:Problem…問題
「皆さん、今まで動画を見て、僕が単語学習、文法学習、英会話、リスニングこれらの伸ばし方がわかったと思うんだけど、肝心の英語学習何から始めればいいの?文法?単語?発音?って思いませんでした?」
視聴者の悩みを言葉にしています。
A:Amplify…増幅
「ちなみに、僕の指導経験から、99 %の人が英語学習を始めてすぐに辞めます。
え。そんなに。って思われるかもしれないんですけど、みんなも何かに挑戦して、ほとんど最初ですぐに辞めちゃいません?ちなみに、僕は2日で中国語を辞めた経験があります。それと同じです。
つまり、それだけ何かを始めて続けるのって、難しいんだよね。でも、それはみんなが悪いんじゃなくて、始め方がわからないだけなんだよね。」
「実は私もそう思っていた!」
「同じことに悩んでいるんだよね」
という話を書くことで、視聴者の共感を引き出し、親近感を深めていきます。
S:Solution…解決策
「始め方さえ分かれば大丈夫なんだよね。
意外と知られてないんだけど、3ヶ月で英語学習の基礎の部分は完璧にすることができます。
この動画を見るだけで、英語力ゼロからの英語学習の仕方がわかるのと、TOEIC900点や英検1級を取るための基礎力を3ヶ月で身につけられる方法が知れます。」
悩みに対する解決策を書きます。
T:Transformation…変化
「これを知らないと、99 %の人が英語学習を挫折してしまうように、みんなも必ず挫折します。
でも、この動画を見てるみんなはよかったね!まず、今日は、最初に英語学習を何から始めた方がいいのかを話した後、どういった手順で英語を学習していくのか、TOEIC900を取得して英検1級を取るための過程をこの1本の動画で説明していければと思います!」
この動画を見た先の未来を示します。
自分以外の他人が解決策を試したときの感想や証言が入ると信頼感が出てよりGood!
O:Offer…提供
「今回紹介する方法以外にも、誰もしていないかつ他の人をぶち抜くための英語学習法を紹介していくので、そういった動画をこれからも見逃したくない人はチャンネル登録しておいてください。それではスタートします。」
行動を促します。
イングリッシュおさるさんの場合はYouTubeにチャンネル登録を促していますね。
あくまでもメインが控えているので、手短でした。
ここまで1分57秒でした。
なぜYouTubeの台本でPASTORフォーミュラーを使っているの?
YouTubeを見ているときってソファに横になっている時やちょっとした隙間時間だったりしませんか?
そんな時、動画の冒頭でちょっとでも「ん?」と思うポイントがあると、すぐ別の動画を見に行きたくなりませんか?
「この動画、有益そう!」
「最後まで見たい!」
と思わせるためには最初の数分が勝負。
PASTORフォーミュラの「PASTOR」は羊飼いという意味。大切な羊(視聴者)が迷わないように理想の場所にたどり着けるようにするために使われています。
イングリッシュおさるの台本②メイン
イングリッシュおさるさんの動画では、メインの内容を視聴者にわかりやすく伝えるために「PREPの法則」を使っています。
PREPの法則とは?
相手にわかりやすく伝えるための構成です。
P:Point…結論、要点
R:Reason…結論の理由
E:Example…わかりやすくなるための具体例
P:Point…最後にもう1度結論
メイン内容はこんな感じです。
今回は英語学習の手順についての動画で主に手順①と②の解説になっているので、このような構成になっています。
手順① | P:結論 | 文法学習をしましょう。 |
R:理由 | 文法を学習しているのと、していないとではこれからの学習時間に差が出てくる | |
E:具体例 | YouTubeの話 | |
P:結論 | 最初に文法の学習してしまった方が効率がいい | |
手順② | P:結論 | 基礎的な単語と発音を学習しましょう。 |
R:理由 | 伸び悩む人は、単語や文法の基礎が抜け落ちている人。 | |
E:具体例 | スポーツでいいシューズ買ったけど、基礎練習をサボったから、そもそもそシューズを使いこなせない | |
P:結論 | 最低限、高校までの単語は覚えておく。 |
手順①結論
「まず手順一の文法学習なんですけど、英語初心者の人は必ずここから始めるようにしましょう。」
結論を先に端的にお伝えしています。
理由
「僕が思う文法学習の最大のメリットは、手順②から⑤の、これからの学習において、文法を学習しているのと、していないとでは100倍以上、時間的に差が出てくると思います。」
上記の手順になっている理由を伝えています。
例
「例文で、もし文法を学んでいなくて夫婦が関係代名詞とわからなければ、ここで思考停止して、わざわざ文法書に戻って学習し直さなきゃいけないんです。
想像してみてください。もしこれがあらゆる文法事項で起きてしまったらどうなると思いますか。
とんでもない時間の損失ですよね。正直100倍以上どころではないと思います。
もっと分かりやすく例えると、こんな人ほとんどいないと思うんですけど、友達に今見ているYouTubeでイングリッシュおさるって検索してって言ったら、その友達が「YouTubeって何?」こう言ってきて、YouTubeの意味から調べてるみたいな。そこから。ってなりますよね。そんな感じです。」
具体例があることで、最後の伝えたいことがより伝わりやすくなりますね。
結論
「だから、最初に1冊で文法の9割を学習してしまった方が効率がいいわけです。」
最後にもう一度結論があることで印象に残りやすくなります。
手順②結論
「手順②の単語・発音練習なんだけど、ここでは基礎的な単語と発音を学習しましょう。まず、単語からなんですけど、1冊、基礎的な単語が学べる単語帳を買いましょう。レベルとしては英検2級ぐらいで、高校までの基礎単語を学びましょう。」
結論をお伝えしています。
理由
「理由は、英検にしてもTOEICにしても、英会話にしても、大抵英検2級レベルの単語くらいは覚えていないといけません。
これは基礎になる部分なので、どの試験でも例外なく普通に出てくる単語となります。
いきなり、英検準1級の単語帳やTOEICなどの単語帳を買ってしまうんですけど、実はこれはおすすめはしません。
なんでかっていうと、基礎的な単語を押さえておかないと、いくら難しい単語を覚えても、単語の漏れがあるからです。
そして実はTOEICなどの点数が伸びないのもこれが原因です。今、正直ドキッとしませんでした?基礎単語抜けてるかもと思いませんでした?
だいたい、どの試験でも点数が伸び悩む人は、単語や文法の基礎が抜け落ちている人です。
理由となっている部分を説明します。
例
「例えると、スポーツでいいシューズ買ったけど、単純な基礎練習をサボって基礎ができないから、そもそもその良いシューズを使いこなせないみたいな、そういう感じです。」
具体例があるとよりわかりやすくなりますね。
結論
「大事なのは最低、高校までの単語を覚えておくということです。
どれか一冊を買って、この動画で紹介した単語学習法を実践してみてください。」
最後にもう一度結論を伝えます。
イングリッシュおさるの台本③エンディング
エンディングは、
- まとめ
- お知らせ&誘導
- 復習
- 最後の挨拶
の流れになっていました。
まとめ
「他の人と同じことをしていては、他の人と同じ結果しか出ません。
常識から外れていかに学習できるか、それが一番大事です。
でも、今日の方法で他の人と圧倒的に差をつけられることを保証します。
ということで、3ヶ月で達成できる英語学習の始め方という話をしました。」
お知らせ&誘導
「こちらの公式lineでは、僕が英検3級の全くの英語初心者から、2ヶ月で英検1級、3ヶ月で英会話習得6ヶ月でTOEIC900点を達成した僕のすべてを詰め込んだ成果にフォーカスした英語コーチングを無料で配信しています。
学習効率が悪い時間がない、継続できないと悩んでいて、超短期間で超効率的にあなたの求める英語力を手に入れて、なりたい自分を実現したいのであれば、ぜひですね、この動画の概要欄から登録しておいてください。
そして、他にもこのチャンネルでは超短期間、超効率的で英語を習得する手法をできるだけわかりやすく配信しています。
だから、そういった動画をこれからも見逃したくない人は、ぜひ今後にチャンネル登録と、その隣のベルマークのクリックもお願いします。」
復習
「では、最後に復習をして明日から使えるようにしましょう。
今回は3ヶ月で達成できる英語学習の始め方という話をしました。
英語力ゼロから
手順①文法学習
手順②単語発音学習
手順③単語学習
手順④過去問を解く
手順⑤必要なスキル習得この中の英語学習の始め方の手順①と手順②について話しました。
手順①の文法学習は文法書を使って2ヶ月で学習するのがおすすめで、学習ペースはこれらの動画で話しています。
手順②の単語発音学習は1ヶ月で1日3から5時間を取って、基礎英単語と発音をマスターしましょう。
僕が使っていたのはデータベース3,000で英検2級出る順パスもおすすめです。
英単語学習法はこの動画を見てみてください。発音は1日10分、1週間くらいでマスターできます。
「英語発音記号と英語音変化のルール」と調べて、毎日10分間、音を聞いて発音して練習しましょう。
99 %の人がここでやめてしまうので、最初の3ヶ月だけは気合入れて学習をしましょう。
やる気が出ない時は僕の動画を見てください。」
挨拶
「ということで、今回も最後まで見てくれてありがとうございました。
もしこの動画が少しでも役に立ったら、コメントと高評価お願いします。
もっといい英語学習の始め方があるよって人はコメント欄で共有していただけると嬉しいです。
次回も貴重な語学手法を紹介していきますので、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。それでは次回の動画で、お会いしましょう。」
まとめ
今回の記事では、起業1年で月に3.6億円の売り上げを出したイングリッシュおさるさんのYouTubeの台本の構成を分析しました。
型を知ったら、自分にも書けそうな気がしてきませんか?
成功されているイングリッシュおさるさんの台本の構成の型を取り入れて、最後まで見てもらえる動画の台本を作ってみましょう!
今回分析したイングリッシュおさるさんのYouTube動画はこちらです。
この動画は14分17秒で、文字起こししたところ約6000文字でした。台本を書く時の参考になれば嬉しいです!